銀行振込詐欺の注意点と対策
銀行振込を求められたときの注意点
詐欺サイトや詐欺師に銀行振込を指示された場合、最初に確認すべきポイントは口座名義人が個人名義か法人名義かです。また、サイト運営会社の名前と振込先の口座名義が一致しない場合は、冷静になって振り込みは思いとどまりましょう。
法人名義の口座に注意
口座名義がサイト運営会社とは違う会社名(例: ド)カイシャメイ、カイシャメイ(ド 、カ)カイシャメイ、カイシャメイ(カ )のような法人名義の場合、収納代行会社の口座である可能性が高いです。収納代行会社経由の振込であれば、一定の条件下で被害回復(返金)できる可能性があります。ただし、詐欺サイトが利用する収納代行会社は、インターネットで探しても情報がほとんど出回っていないペーパーカンパニーであることが多く、個人でその詳細を調査するのは非常に困難です。
振込してしまった場合の対応
- 被害額が10万円未満の場合:お住まいの最寄りの消費者生活センターに相談しましょう。専門家のアドバイスを無料で受けられます。
- 被害額が10万円以上の場合:詐欺サイト被害の被害回復の交渉に強い弁護士事務所に相談することをお勧めします。弁護士にも得意な分野とそうではない分野があるので注意しましょう。
個人名義の口座は要注意
個人名義の口座は、いわゆる「闇バイト」などを通じて売却された口座である可能性が高いです。このような口座への振込は、被害回復の見込みがゼロではないものの、非常に低いのが実情です。何よりも、インターネット上のWEBサイトでしか連絡を取り合ったことがない相手を信じたり、実際に会ったことも見たことがない個人名義の口座に振り込むことは絶対にとどまりましょう。