支払い方法について

詐欺サイトでは、主に以下の決済方法が用いられています。決済方法によっては被害回復(返金)される可能性が高いものもあれば、被害回復が難しい、あるいは被害回復できないということはよくあります。そのため、各決済方法の特徴を理解し、詐欺被害を未然に防ぐことが重要です。

  • 銀行振込
    • 銀行振込は一般的な支払い方法ですが、詐欺サイトでは個人口座への振込を要求されるケースが多く、詐欺被害のリスクが高まります。
  • クレジットカード
    • クレジットカードはチャージバック制度や決済の取り消しが可能な場合があるため、比較的安全な決済方法と言えます。
  • 電子マネー(プリペイドカード)
    • コンビニなどで購入できるプリペイドカードには、NetRideCash(ネットライドキャッシュ)、BitCash(ビットキャッシュ)、G-MONEY(ジーマネー)、WebMoney(ウェブマネー)、セキュリティーマネーセキュリティーマネー・ゴールドなど、多種多様な商品があります。これらは、購入時に店舗から受け取るパスコードが印字されたカードを「チケット」と呼びます。各商品ごとに、被害回復(返金)を受けられる条件が異なります。例えば、使用済みのチケットが手元に残っていることや、商品の購入時期や場所が明確であることなどが条件となる場合があります。そのため、チケットはもちろん、コンビニのレシートやプリペイドカード使用時に届く返信メールなどの関連資料は必ず保管しておきましょう。
  • ギフトカード(プリペイドコード)
    • Appleギフトカード、Google Playギフトカード、Amazonギフトカードなど、コンビニやWEBで購入ができるプリペイドコード商品については、被害回復(返金)が難しい可能性が高いです。WEBで購入したギフトカードはコンビニなど店舗で購入した場合より、被害回復される可能性は比較的高いと言われています。詐欺被害に気付いたら、まずは各ギフトカード販売会社(Apple社、Google社、Amazon社)へ相談しましょう。
  • 収納代行会社
    • 収納代行会社は、企業や店舗に代わって銀行振込や電子マネー決済を受け付け、一時的に資金を預かる業者です。このサービスにより、お店はスムーズに支払いを受け取ることができ、お客さんはさまざまな方法で支払いができるようになります。一方で、一部の収納代行会社は 詐欺サイトや違法な取引の資金を動かす目的 で運営されている場合があります。これらは ペーパーカンパニー(実態のない会社) であることが多く、銀行口座の名義貸しをしていると疑われています。
  • 決済代行会社
    • 決済代行会社とは、お店や企業がクレジットカードや電子マネー、銀行振込などさまざまな支払い方法を簡単に導入できるようにするサービスを提供する会社です。たとえば、オンラインショップで「クレジットカード決済」や「コンビニ払い」が選べるのは、多くの場合、決済代行会社が関わっています。一方で、一部の決済代行会社は、違法な取引や詐欺に関与 しているケースがあります。これらの会社は、正規の決済業者を装いながら、犯罪行為の資金を流す手助け をしていることが疑われています。